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『大番』(おおばん)は、1956年から1958年まで、週刊朝日に連載された作家獅子文六の大衆小説。人気作となり、のちに加東大介主演で映画化される。さらにフジテレビで連続ドラマ化され、主人公を演じた渥美清の出世作となった。 ==概要== 大正末期、愛媛県宇和島地方の農村に生まれた田舎青年・赤羽丑之助(実在の人物、「ブーちゃん」こと佐藤和三郎がモデル〔ゼネックス・星雲社版『大番 下』1997年12月 ISBN 4-7952-6120-2 、解説「生まれながらBullの素質――ギューちゃんのモデル」(pp. 372 ~)〕)は、村の男女の出会いの場である村祭りの夜に、なんとか彼女を作ろうと知恵を絞る。自分がハンサムではないことを知っている彼が考えたのは、ラブレターをガリ版で大量に印刷し、女の子に見境なく渡す数撃ちの物量作戦に出ることであった。祭りの当日、彼は印刷したラブレターの一枚を、血迷って地元資産家の令嬢の可奈子に渡してしまう。これはたちまち村中の大スキャンダルになり、丑之助は村を夜逃げする羽目に追い込まれた。 遠く東京にやってきた彼は日本橋兜町の株仲買店の小僧に就職、相場の世界に足を踏み入れた。戦前から戦後にかけての東京証券界を舞台に、相場師「ギューちゃん」となった彼の破天荒な生涯を描いた痛快人情小説。当時の兜町界隈の風俗をよく伝えるとともに、主人公の若者時代や取引で失敗し郷里に引き上げる場面では、宇和島地方の人情、文化、方言などを詳しく知ることができる。 獅子文六が終戦直後、妻の実家である宇和島市津島町(旧北宇和郡岩松町)に疎開していた時の見聞が「てんやわんや」と共に小説の題材になったと思われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大番 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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